海外感染症対策 | 産業保健師の様々な働き方

海外感染症対策

感染症は国内だけでなく、海外にもあります。
中には発症すると高い確率で死に至る場合もあるため、徹底した予防対策が必要です。

感染症対策は2つ。感染症を国内に持ち込まないこと、
海外で感染症にかからないようにすることです。

海外出張がある場合は、想定される感染症に対するワクチンを接種します。
熱帯地域ならマラリアやデング熱、北米ならウエストナイル熱といった具合です。

また、鳥インフルエンザや狂犬病などの動物が原因になる感染症にも注意が必要です。
中でも怖いのが狂犬病で、致死率は100%。発症したら終わりなのです。

ワクチン接種は一つもぬけが無いよう、管理しなくてはなりません。
もっと怖いのが、感染したと気づかずに帰国してしま集団感染を引き起こすことです。

密閉された空間では、あっという間に感染が広がります。
免疫を持たない人が感染すればたちまち重症化、最悪の場合死にいたります。

中には潜伏期間が長い感染症もあるため、帰国してすぐには症状が出ないこともあります。
感染症の心配される地域に出向く場合はもちろん、帰国後は出張中の出来事を細かく確認することが大切です。

感染症の心配が少ない地域であっても、食べ物や飲み物が食中毒・寄生虫の温床になるケースもあります。
少なくとも帰国後1週間は、出張した社員の健康状態に気を配るようにしたいものです。

なお、海外の感染症や予防法に関しては厚生労働省のホームページで最新情報が公開されています。
海外出張する社員への呼びかけとして、産業保健師の皆さんは普段から目を通しておいてください。

企業によっては海外支社に日本から産業保健師を派遣する所もあるでしょう。
もしもあなたが産業保健師として海外に赴任することになった時は、感染症に対する警戒をお忘れなく。