仕事が忙しい時期 | 産業保健師の知識

仕事が忙しい時期

産業保健医にとっての繁忙期は、企業の繁忙期と共通します。
仕事が重なる時期は体調を崩す人が多く、それに合わせて社員からの相談も増えてくるからです。

繁忙期は会社ごとに違いますが、どの企業も共通して忙しいのが4月。
年度初めの健康診断があるため、多くの社員のカルテ管理や診察に追われるからです。

加えて新入社員のカルテも作成しなければならず、どこの会社でも大忙しです。
毎年の年度初めは、産業保健師にとって一番の繁忙期と言えるでしょう。

この他に忙しくなりやすいが、5月・9月と1~3月です。まずは5月。特に新入社員の相談が増加する時期です。
特に危ないのはゴールデンウィーク明け。これまでの精神ストレスが体調不良となって現れやすいからです。

中にはうつ病、適応障害といったメンタルの病気の前兆もあるため、
いつも以上にしっかりと診察しなくてはなりません。

続いて9月。この季節は転勤が多いので、中途採用の社員からの相談が増えます。
また、遠方に転勤が決まった社員からの相談も増加する季節です。

慣れない土地・人間関係に戸惑いも多くストレスが溜まりやすい時期。
彼らが生き生きと働けるよう、悩みをきちんと聞いてあげてください。

また、年明けの3か月は風邪・インフルエンザが大流行する季節です。
近年ではワクチンの効かない新型インフルエンザも危惧されており、各企業が予防に力を入れています。

インフルエンザは法定伝染病なので、感染すると症状が治まるまで出社できません。
感染力も強いので、会社のように人が密集する空間ではあっという間に伝染していきます。

加湿器の設置やアルコール消毒の設備、マスクの配布など。風邪やインフルエンザ予防の啓発が業務の中心になります。
何よりも大切なのは、自分が病気にならないようにすること。

病気を予防するはずの保健師が病気になってしまっては、元も子もありませんからね。