産業看護師との違い | 産業保健師の知識

産業看護師との違い

産業保健師となるには保健師資格が欠かせません。ただ、必須の資格はこれだけなので、
企業側から他の資格の要望がない限り、採用試験に合格すればなることができます。

一方産業看護師なるためには、看護師・保健師のどちらかの取得が欠かせません。
ここから更に、決められた過程を満たしていく必要があります。

看護師の場合は、一般衛生管理者の免許を取得している、産業看護講座Nコースを全課程修了している、
産業看護の実務実験を2年以上経ている、産業看護基礎コースを全課程修了することの4つ。

保健師の場合は、産業看護の実務経験を2年以上経ている、産業看護基礎コースを全課程修了する、
産業衛生学会、産業看護部会の定めた教育課程を全て修了することの3つです。

産業看護師と産業保健師。名前はよく似ていますが、仕事内容は若干異なります。
産業保健師の場合は、医学の知識を生かして社員の病気予防に勤めるのが中心。

カウンセリングや他部署の社員との交流、資料の配布など、事務仕事が中心になります。
主にITや商社など、営業やパソコンの仕事を扱う部署で求められることが多いです。

産業看護師の場合は、ケガや病気をした社員に対して手当を行います。
また、場合によっては近隣の病院へ搬送するまでの処置を行ったりもします。

こちらは実際の医療行為を多く行うため、病連経験がある人が採用されることが多いです。
工場など肉体労働が中心になる企業で求められています。

また、産業看護師に近い職業には衛生管理師があります。
幼稚園や保育園、公共施設などに勤務し、園児や職員の健康を守るのが主な仕事です。

これら3つの職業の働く場所や内容は多少違いますが、
どちらも「そこにいる人の健康を守る」という点で共通しています。

但し法律による産業保健師・看護師の在住は規定がなく、
ケガや病気のリスクと隣り合わせのままで仕事をせざるを得ない人がいることも事実。

労働環境を整えるためには、産業保健師・看護師いずれかを
職場に配置することが求められます。