心構えをしっかり持つ | 産業保健師の知識

心構えをしっかり持つ

産業保健師として働く場合、他の機関で働く場合とは事情が異なります。
それは、公務員ではなく会社員という扱いになるということです。

給料や社会保険の形態からして異なるのはもちろん、
産業保健師の最大の役割は、いかに会社の利益を上げられるかにあります。

業務を行うことで直接利益を上げることはできませんが、
社員一人一人をサポートしていくことで会社の利益へとつなげていくのです。

昨今の不景気からか、どこの企業も業績を上げようと必死です。
その分社員にかかる負担も大きく、日々ストレスを抱えながらの業務はつらいものです。

病気による休職・退職となると、企業からも補償をしなければなりません。
何よりも貴重な人材を失うことが、企業にとっては痛手なのです。

中には社員のことなどろくに考えず、過酷な業務を強いる会社もありますが、
昨今は社員の健康を守ることに力をいれている会社も増えて来ているのです。

そんな会社において全社員の健康を守るスペシャリストの役割を任されているのが、産業保健師。
一般社員と同じく会社を構成する大切な一人だということを、どうか忘れないでください。

また、意外と見落としがちな点がビジネスマナー。服装はもちろん電話やメールの応対、
敬語の使い方なども以外と見られるポイントです。

時には社内への連絡、内線の応答などもあるでしょう。そんな時に基本のマナーができていなければ、
産業保健師としての信用に関わります。

くり返すようですが、産業保健師はいち社員という扱いです。
ビジネスマナーはもちろん、その会社に関わる決まり事はしっかりと押さえておきましょう。

もう一つ。企業内における産業保健師向けの研修はありません。つまり、
仕事は自力で覚えていくしかないのです。

先輩から教えてもらうこともあるでしょうが、忙しくて教えを乞う時間もないのが現実。
産業保健師会などの外部セミナーを通じてスキルの向上に努めるのもお忘れなく。