男性産業保健師について | 産業保健師の知識

男性産業保健師について

産業保健師の9割は女性、男性の割合はほんの一握りです。
かつて看護の職は女性の職業と考えられていた時代のなごりでしょうか。

産業保健師が、看護師の転職先として人気の職業であることも影響しているでしょう。
男性保健師が登場したのは1994年。巡回看護として女性保健師の原点ができたのが1887年。

実に100年近くの隔たりがあります。男女共通で保健師、産業保健師という名称ができたのは2003年。
真の意味で男女共通の職業となるまでは、まだ時間がかかりそうです。

保健師の中でも、産業保健師の分野は特に人数が少ない職です。
その中で男性の比率となると、もう数えるほどしかいません。

気になる男性産業保健師の需要はというと、徐々に高まりつつあります。
特に男性労働者が多い職場には、男性の産業保健師を求める声が多いです。

その理由は、悩み事を相談するときは同性の方が相談しやすいという考えがあるから。
年代が近い人ならなおさら、相談しても共感が得やすいですしね。

元々看護の側面を持っていた職業名だけに、まだまだ男性が活躍しているケースは少ないのが現状です。
加えて産業保健師は少数で業務を行う事が多く、職場になじめないと悩む声もあります。

男性が産業保健師として働くことは、女性以上にハードルが高いのかもしれません。
産業保健師経験者の話では女性が求められるケースが多く、男性の採用は難しいのだそうです。

特に女性従業員の多い企業はなおさら。産業保健師を目指す男性の方は、
企業の男女比率も良く調べておくべきでしょう。

また、産業保健師にはメンタルケアを第一に求められます。
産業カウンセラーといった心理学関連の資格を取得しておけば、強力なPR材料となることでしょう。