女性産業保健師について | 産業保健師の知識

女性産業保健師について

保健師は女性の占める割合が圧倒的で、全体の9割にも及びます。
しかし産業保健師となるとその数は少なく、求人を探すのも一苦労です。

教育機関や公共機関の場合、衛生管理の観点から保健師がおかれます。
一方企業となると、自己管理という考えの元、健康は自分で守るものという意識がありました。

しかし最近では、食生活や生活習慣の乱れからくる生活習慣病、メタボリックシンドローム、
受動喫煙による気管支・肺炎など様々な病気のリスクが懸念されています。

ここにメンタルヘルスの観点も加わり、自己管理だけでは健康を守るのが難しくなってきました。
そこで企業は産業保健師を待機させ、症状が重症化する前に予防しようと考えだしたのです。

また、産業保健師は女性にとって働きやすい職業という側面も持っています。
他の職業の場合、結婚や出産などで職場を離れてしまうと復職が難しいことがあります。

本来は禁止されていることですが、面接のときに結婚・出産の予定を聞いて、
その可能性がある人を落とそうとする企業もあるくらいです。

小さな子供を持つ方の中には残業ができない人もいるでしょう。ところが、
企業にとってはその人のために勤務時間の調整をしなければならないので、採用を見送ってしまうのです。

こうした時間や休日の制約も、産業保健師ならほとんどありません。
休日は企業と合わせるため土日・祝日はほぼ休み。残業も0と言っていいほどです。

仕事と育児を両立できる環境に加え、安定した勤務体系のおかげで体調を崩すことがなくなった。
これは元看護師だった方の声ですが、同じ意見を持つ方がたくさんいらっしゃいます。

産業保健師になるためには、様々な資格や法律の勉強が必要です。
特に看護師・保健師からの転職を目指す人にとっては、見たことも無い法律に戸惑うかもしれません。

産業保健師の労働形態はとても魅力的なのは事実です。
ただし、転職のハードルも高めだということを忘れないでください。